こんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です!
だんだん暖かくなってきましたね。
今週は日中の気温が20℃前後になるそうで、ピクニック日和になりそうですね♩
朝と夜は肌寒いので体調管理に気を付けながらお過ごしください。
今日は歯ぎしりについてお話します。
歯ぎしりというと寝ながら歯をこすり合わせてギシギシ、ゴリゴリと音を出す習癖という
イメージをお持ちの方が多いと思いますが、一口に歯ぎしりといっても
音のしない食いしばりや日中の噛みしめなども歯ぎしりの一種に含まれます。
このように歯ぎしりのタイプも様々ですが、いずれも歯を合わせる悪い癖であることに
かわりありません。これらが強い力で行われたり、弱い力でも長期にわたって継続したりすると
顎関節症、歯の摩耗や破折、歯周病の悪化、インプラントのトラブルといった様々な障害が
引き起こされてしまいます。
なぜ歯ぎしりをしてしまうのでしょうか。
歯ぎしりの原因は人それぞれです。
歯ぎしりの原因は人によってストレス(心身の疲れ)、別の病気の影響、お酒の飲みすぎ、
タバコの吸いすぎ(生活習慣の乱れ)、家族からの遺伝などいろいろな可能性が考えられます。
では、歯ぎしりはどうしたらやめられるでしょうか。
歯ぎしりの発生の背景には様々な要因があります。そのため、その発生と被害を減らしていくには
原因として考えられる因子をひとつ取り除く努力を患者さん自身が長期に続けていく必要があります。
その中でも重要なのは良質な睡眠を十分にとることです。例えば疲れてストレスが溜まっているときに
限ってなかなか寝付けなかったり熟睡できなかったり、またお酒を飲んで眠くなってそのままうとうと
した状況は、歯ぎしりが起きやすいのです。
これらの状況には眠りが浅いという共通点があります。睡眠生理学の研究結果から、歯ぎしりは
眠りが浅いときに起こることがわかっています。したがって、睡眠の質を低下させるような行動上の
問題に焦点を当てて、これらを修正する行動療法が有効になります。
禁煙、ストレス解消、就寝前の飲酒をやめる、などを試みて睡眠の質を向上させて、
歯ぎしりを少なくしていきましょう。
「歯ぎしりQ&A」より