こんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です♩
ここ数日、朝晩が冷え込んでいますね。風邪を引かないように体調管理に気を付けながらお過ごしください。
今日はむし歯の原因についてお話します。
食生活の乱れや食べ物、飲み物の種類によっては歯を溶かす原因になるので注意が必要です。
お口の中はもともと唾液によって中性に保たれていて、むし歯になりにくいのです。
食後にむし歯菌が酸を作りその酸によってお口の中の酸性度は高くなります。
唾液の作用でまた中性に戻りむし歯になりにくいお口に戻ります。
しかし、飲食回数が多いと再石灰化する時間が短くなり唾液のパワーが発揮できないので、
その結果ミネラル成分が溶け出してしまいむし歯になりやすくなります。
特に寝ている間は唾液が出にくくむし歯のリスクが高くなるので注意が必要です。
糖分だけでなく、酸性度が高い食べ物や飲み物にも注意をしましょう!
むし歯菌は糖分を餌にして歯を溶かす酸を出します。甘い食べ物だけでなくお米やパンといった
炭水化物もむし歯菌の餌になります。
食べ物や飲み物が持つ酸によっても歯が溶けやすく、また、胃液も酸性度が高いので
歯が溶ける原因になります。
6月になり、だんだんと気温が上がり暑くなてくると運動されている方、特に部活動されている
学生さんは運動中の水分補給としてスポーツドリングを摂取される方が多いと思います。
スポーツドリンク500mlには約30g(スティックッシュガー10本分)の砂糖などが含まれています。
ph5.5以下で歯の表面のエナメル質が溶け始めます。スポーツドリンクやその他の清涼飲料水は
ph2.2~ph3.5くらいなので歯が溶けやすいです。
乳歯や生えたての永久歯はエナメル質がまだ軟らかいのでph5.7~ph6.2でも溶けやすいです。
イオン飲料の成分から見ても、
スポーツドリンク→ナトリウムが21mEq/l カリウムが5mEq/l 砂糖6%
経口補水液→ナトリウム75mEq/l カリウム20mEq/l ブドウ糖2%
となっていて、ブドウ糖が1~2%だと吸収速度が速いためスムーズに体内に吸収されますのでおススメです。
phが低い飲み物は常飲せずに、時間を決めて飲むようにして、食事も間隔をあけて摂るように
気を付けましょう。特に寝る前の飲食は控えましょう!