こんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です!
7月になりました。早く梅雨が明けてほしいところですが、
雨で気圧が安定しない日々が続いていますね。
体調が崩れやすいので無理せずにお過ごしください。
今日はホームケアとプロケアについてお話します。
まずホームケアについて
唾液の量や質、食生活、プラークや歯肉の状態など、口の中は常に変化しています。
矯正歯科治療中は歯の位置やアーチの形も変化するため、お手入れのポイントも変わり、
リスクとなる場所も変化していきます。時には痛くて磨きにくい部分も出てくると思います。
そのため、治療前に選んだアイテムがいつまでも適しているとは限りませんので、
歯磨き指導が大切になります。
歯磨きのポイントは治療前、治療中、治療後で異なりますが、
矯正装置を付ける前に正しい歯磨きの仕方をしっかりマスターし、むし歯や歯周病のリスクを
しっかり下げておくことが治療中の歯科疾患リスクの低下につながります。
次にプロフェッショナルケアについて
動的治療に間、矯正歯科への通院のたびに受けることになるのが歯のクリーニングです。
歯周ポケットの中を清掃するスケーリングや、着色汚れ(ステイン)を落とすポリッシングが代表です。
これらは汚れの度合いや種類に応じて道具を使い分けながら普段の歯磨きでは落としきれない
細かな汚れを落とし、歯をきれいにしていく基本的なプロフェッショナルケアです。
徹底的にプラーク(バイオフィルム)を除去することを目的としたケアがPMTC(Professional
Mechanical Tooth Cleaning)です。歯のエステ感覚で毎月受けたいですね。
PMTCでは、まず歯にプラークがついている場所を見つけて、
歯の両面や歯と歯の間を徹底的にクリーニングしていきます。
歯周ポケット内のプラークを清掃した後に歯の表面をやさしく研磨し、フッ素を塗布して仕上げます。
この一連のケアによって口の中の細菌の発生を抑え、プラークのつきにくい状態にしていきます。
毎日のホームケアをしっかり行うことで、プロフェッショナルケアの効果も長持ちします。
自宅と矯正歯科、それぞれのケアを連動させて健康的なお口もとをつくりましょう。
「おとなの矯正歯科BOOK」より