こんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です♩
世の中では今さまざまなことが起きていて大変な時期ではありますが、
コロナウイルスに『うつらない』、『うつさない』ように
手洗いをしっかり行うなどして、感染予防対策に努めましょう。
今日は歯周病と体の病気のかかわりについてお話します。
歯周病は歯の周りの歯肉、歯を支えている骨などの病気で細菌によって引き起こされる感染症です。
口の中に細菌が定着すると、炎症が起こり、歯肉が赤くなったり腫れたりします。
歯周病は世界で最も蔓延している病気としてギネスブックにも認定されており、
歯垢1mmグラムの中には約10億もの細菌が存在していて、毒素を出しています。
歯周病はお口の中だけの病気と考えられてきましたが、近年の研究から歯周病菌が糖尿病、心疾患、
誤嚥性肺炎、早期低体重児出産、骨粗鬆症などを引き起こす可能性があることがわかってきました。
その中で誤嚥性肺炎、早期低体重児出産を詳しく話します。
誤嚥性肺炎は食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。
肺や気管は咳をすることで異物が入らないように守ることができるのですが、高齢になると機能が
衰えるため食べ物と一緒に口の中の細菌を飲み込みむせたりすると細菌が気管から肺の中に入る
ことがあります。その結果免疫力の衰えた高齢者では誤嚥性肺炎を引き起こします。
細菌の多くは歯周病菌であると言われており予防には歯周病のコントロールが重要になります。
次に早期低体重児出産です。妊娠中の女性で歯周病の人は歯周病でない人に比べて低体重児出産や
早産する確率が高いことが報告されています。妊娠中の女性はつわりによって口腔清掃が不良に
ないやすいため歯周病に罹りやすくなります。歯周病による炎症性物質はへその緒を通じて胎児に
影響するため、早期低体重児出産の確立が高まると考えられています。
当院では、妊婦歯科検診もできますのでご希望の方はご連絡お待ちしております♩