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あかつき矯正歯科クリニック

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低位舌

みなさんこんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です!

コロナウィルスによる緊急事態宣言も、一部では解除されてきていますが、首都圏はまだ解除されていないですね。

引き続き感染対策を行い、元気にすごしましょう!

今回は低位舌(ていいぜつ)についてです。

いつもお口がぽかんとあいていて、舌が下の歯をずっとさわっているような様子はありませんか?

本来お口を閉じると、舌は上あごにぴたっとくっつきます。

それが下の前歯の裏側にくっついていることを低位舌といいます。

原因は、花粉症などによるアレルギー性鼻炎、アデノイド(咽頭扁桃)や口蓋扁桃の肥大などの鼻咽頭疾患による鼻閉、乳幼児期の口呼吸や指しゃぶりの長期化、おしゃぶりの常用、舌小帯付着異常などがあります。

低位舌は、飲み込みをするときに舌の前歯の裏側を押して飲み込みをします。

そのため、下顎の骨や、下の歯を前に押し出してしまい、反対咬合が生じる原因となります。

反対咬合だけでなく、歯と歯の間にすき間ができてしまったり、上下の前歯が噛み合わない開咬になってしまうこともあります。

舌小帯付着異常もある場合は、舌の運動が制限され、発音障害がおこることがあります。

矯正治療をしていく上でも、低位舌が原因で治療の進行が妨げられることもあります。

低位舌の改善は、口呼吸、鼻閉、習慣性なのか、まず原因を見極めることが必要です。

口呼吸が原因の場合は鼻呼吸の練習をする必要があります。

口唇にテープを貼り、鼻呼吸を促します。

鼻閉が原因の場合は、耳鼻咽喉科との連携が必要です。

原因となるものを改善しつつ、舌の先を上あごにつけたり、舌全体を上あごにつけたりする舌のトレーニングもしていきます。

低位舌の患者さんは、舌が上あごにつくことをあまり経験したことがないため、難しいこともありますが、練習していくとうまくなります。

ただ、練習をしていても口呼吸などが続いていると、なかなか低位舌の改善は難しいため、学童期のお子様は保護者のかたに、練習や日常生活でサポートしてもらことが必要不可欠です。

低位舌について気になることがあればいつでも相談してください。

2020年05月22日
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