みなさんこんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です。
今回は前歯の咬み合わせが深い場合の治療です。
上の前歯は下の前歯に図のように2-3mmかぶさっているのが良いとされています。
これが2-3mm以上かぶさっていることを過蓋咬合といいます。
なかには下の前歯が隠れてしまい、見えないこともあります。
ガタガタの歯並びでない場合もあるので、一見すると矯正が必要と思われないかもしれませんが、過蓋咬合のままだと、ものを噛む時に下あごが動かしづらく、顎に負担をかけている場合もあります。
また、上下の噛み合わせが良くないため、歯科治療をした際の被せ物が壊れてしまったりすることが多くなります。
お子様の過蓋咬合の治療は、バイオネーターという装置を使います。
取り外しができる装置で、夜寝る時など8時間くらい使用していただきます。
バオネーターでない場合もありますが、それは検査をしてレントゲンをみて判断します。
永久歯の歯並びでの過蓋咬合の場合は、ブラケットでの治療となります。
ワイヤーで過蓋咬合の治療をしていきます。
過蓋咬合の場合は、ブラケットが外れてしまいやすいので、
歯にレジンをつけて噛み合わせをわざと高くします。
こうすることでブラケットが当たりづらくなり、治療がスムーズに進みます。
過蓋咬合での抜歯、非抜歯も検査のレントゲンをみて判断します。
アンカースクリューが必要な場合もあります。
もしかしたらご自身の歯並びが過蓋咬合かな、という場合は、矯正相談でいらしてください。