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あかつき矯正歯科クリニック

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歯周病について

皆さんこんにちは。
最近は暖かい日が増え、薄着で過ごせる日が多くなりましたね。
既に汗ばむ陽気の日もあり、水分補給もしっかり気を付けたいですね。
 
本日は、歯周病についてお話させていただきます。
大人が歯を失う原因は、歯周病がトップです。
しかし、「歯周病とはどんな病気なのか」と改まって考えると、いまいち分からない人も多いのではないでしょうか。
 
歯周病とは、歯ぐきに炎症が起きる病気の総称となります。
歯ぐきをもう少し細かく見ると、表面を覆う歯肉、その奥の歯根膜、さらに奥の歯槽骨、セメント質で構成されています。
炎症が表面の歯肉だけに限られている場合は歯肉炎と呼ばれ、歯槽骨などにまで広がってしまうと 歯周炎 と呼ばれています。
かつては 歯槽膿漏 という言葉がよく使われていましたが、これは歯周病でも症状が重くなった状態を指します。
血や膿が出る、口臭が発生する、歯がグラグラするなどの症状が現れて、放っておけば歯が抜け落ちてしまいます。
しかし、歯周病が軽視されやすいのも事実です。
初期の歯肉炎の段階では、痛みもなく、ほとんど自覚症状がないまま静かに進行していきます。
気がついた時にはかなり悪化しているケースが多いので、歯周病は「静かな病気」(サイレント・ディジーズ)とも呼ばれています。
 
厚生労働省が定期的に発表している近年の「歯科疾患実態調査」によれば、35歳以上の大人の約8割が歯周病を抱えているという、驚くべきデータがあります。
歯周病のコワさは、歯を失うことだけではありません。
口は生きていく上で欠かせない食物の入り口であると同時に、細菌の入り口でもあります。歯周病を放置しておくと、知らぬ間にさまざまな病気の原因になることが、国内外の研究で明らかになってきたのです。
糖尿病をはじめ、脳血管障害、心臓病・動脈硬化、肺炎、メタボリック症候群など、歯周病は全身の病気と関係する場合がある。歯周病の本当のコワさはその点にあるのです。
 

2022年05月10日
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