みなさんこんにちは あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です
また雪が降り、寒い日が続きますね。インフルエンザも流行っているようなので、感染予防をしましょう!
さて、今回は歯型についてです。
矯正治療では、歯型、歯の石膏模型が非常に重要となります。
最初の検査で採る歯型、治療途中や治療が終わった後、装置を作る時など、ざまざまな場面で歯型を採る必要があります。
歯型を採ったことがある方はおわかりになると思いますが、冷たい材料をお口の中に入れて、材料が固まるまで待ちます。
これが得意でない方にとってはとてもつらいのです。
気持ちが悪くなってしまう方もいらっしゃるので、とても申し訳なくなってしまいます。
また、採らせてもらった歯型は、審査、診断をしたあとは保管しておく必要があります。
しかし、患者さんがたくさん来てもらえれば来てもらえるほど、歯型を保管する量もどんどん増えてしまいます。
そこで、近年では、お口の中を3Dスキャナーでスキャニングし、コンピューターの中に保管し、必要があれば3Dプリンターで模型にするという
方法が採用されています。
当院では、3M社のスキャナーを導入し、順次患者さんに対応していくこととなり、
先日3M社の方がデモで来てくださり、講習を受けました。
機械の使い方や手入れの仕方、スキャニングの方法やコツなどを教えてもらい、実際にスキャニングもしてみました。
実際スタッフ同士で練習をしてみると、コンピューターの画面にスキャンした画像が映し出され、それをみながらスキャンを進めるので、
画面をみつつ手を動かすのがとても難しかったです。
また、唾液があるとうまくうつしだされないので、唾液を排除したり、舌やくちびるをよけながらスキャンするのも難しかったです。
きれいに撮影するために、専用のパウダーをふりかけるのですが、それも無味無臭でとくになにも感じませんでした。
まだ練習不足で、時間がかかってしまいますが、慣れれば従来の歯型採りよりも時間がかかりませんし、
歯型を採る際に気持ち悪くなってしまう方は、とても楽になると思います。
今後も新しい機器で患者さんによりよい治療を受けてもらるようにしていきたいと思います。