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あかつき矯正歯科クリニック

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食いしばりと̪歯牙接触習癖

こんにちは、あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です!

9月になりましたが、まだまだ暑い日々が続いていますね。

秋は美味しいものがたくさんあるので、たくさん食べて元気に過ごしたいですね。

今日は食いしばりと歯牙接触習癖についてお話します。

仕事や勉強などに没頭しているときなど、気が付くと歯を食いしばっていることはありませんか?

食いしばりだけでなく、歯を接触させているだけでも歯やあごの負担となります。

日中の食いしばりを日中クレンチングといいます。また歯をかみ合わせている癖を歯牙接触習癖といいます。

日中に発生する歯ぎしりのほとんどは顎を動かさないクレンチングか、強く歯を合わせず歯を接触させるだけの歯牙接触習癖で、特に歯牙接触習癖は50%以上の顎関節症の患者に認められていることが報告されています。

歯牙接触習癖は覚醒時の口腔習癖であるために、歯ぎしりのように強い咬合力が無制限にかかることはありませんが、上下の歯が軽く接触している程度であっても、顎関節や口腔周辺の筋肉には少なからず影響が出るものです。

通常上下の歯は何もしていない状態では2~3mm離れているもので、食事や会話の時間を含めても、上下の歯が接触しているのは1日のうちトータル20分程度が正常であるとされています。ところが、歯牙接触習癖によって上下の歯の接触時間が長くなると、口腔周辺の筋肉の疲労、歯周病の悪化、咬合の違和感、治療物・被せ物などの補綴物の破損、顎関節症などといったさまざまなトラブルを招く可能性があります。

これらの癖は本人がその習癖を自覚さえすれば、意識的にやめるための努力ができます。それを行動変容療法といいます。

無意識に行っている有害な口腔習癖を自覚・認識することが大切です。

「何もしていないときは上下の歯は離れているのが正常」という認識を持ち、歯牙接触習癖が自らの歯・口腔・顎関節などに少なからず悪影響を及ぼす可能性があるというこうことを知りましょう。「歯は合わせない」といった自分に向けたメッセージを書いたメモを目につきやすい場所に貼って目に入ったら上下の歯は接触していないか毎回確認し、もし接触していたら意識的に離すといった行動を繰り返しましょう。常に歯を離している状態が新たに習慣化するまで行動変容療法を継続しましょう。

 

「歯ぎしりQ&A」より

 

2019年09月10日
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