みなさんこんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です。
10月になり、だんだんと涼しくなってきましたね。
秋は食欲の秋なので、おいしいものをいっぱい食べて過ごしたいと思います!
さて今回は唾液検査についてです。
夏頃から、新しい唾液検査を導入しました。
初診相談の次に行う検査の時に、唾液検査もすることになりました。
当院ではライオンのSMTという唾液検査で検査を行っています。
検査方法は、患者様に少量の水でお口をすすいでいただくのみです。
唾液検査には20分くらいかかるものや、結果が出るのに数日かかるものもあるので、こちらはとても簡単です。
採取した唾液を使って、歯と歯茎の健康や、お口の清潔度などを測定することができます。
検査を行うことでわかることは、
1、虫歯菌の数
お口の中には虫歯のきっかけをつくるミュータンス菌と、むし歯の進行にかかわるラクトバチラス菌がいます。
食べ物の中の糖(炭水化物を含む)を取り込んで、酸を産生し、歯を溶かしてしまいます。
その虫歯菌の数が多いと虫歯になりやすいです。
2、お口の中の酸性度(ph)
飲食物を摂取する回数が多いと、お口の中は酸性になります。酸性になると歯が溶け始め(脱灰)、酸性の状態が続くと(酸性度が高い)むし歯になりやすいです。
3、緩衝能
唾液中には、酸性に傾いたお口の中を、虫歯になりにくい状態(中性)にする機能(緩衝能)という機能があります。緩衝能の数値が低いと虫歯になりやすいです。
4、白血球の量
歯周ポケット付近の汚れが増えると、唾液中の白血球の量が増えます。白血球の数値が高いと、歯周病が進行していることになります。
5、たんぱく質の量
汚れや歯石が多いとたんぱく質の量が増えます。
6、アンモニア
口腔内の細菌数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなることが知られており、口臭等の原因になるといわれています。
この検査でまず自分のお口の中の状態を知り、ケアしていくことでむし歯や歯周病も防ぐことにつながります。
ご質問がある方はスタッフまでお気軽にどうぞ♩