みなさんこんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です!
2月といえば節分ですね!みなさんは豆まきしましたか??
芸能人が豆まきにくることで有名な成田山新勝寺では、「福は内!福は内!」と掛け声をして豆まきをするそうで、「鬼は外!」は言わないそうです!
みなさんのところにもたくさんの福がきますように!
さて今回は、粘液嚢胞についてです。
粘液嚢胞とは唇にできる水疱で、こどもに発生することが多いです。
なんらかの原因で唾液の管が損傷し、粘液がたまり、嚢胞を形成したものといわれています。
この写真のように、下唇にできることが多く、大きさは数ミリから1cm程度で、5mm前後のことが多いです。
唾液の管は大きいものは頬の内側や舌の裏側にもありますが、実は舌唇に小さいものがあります。
こどもに発生することが多いのは、下唇をかんだりぶつけたりすることがおとなよりもおおいためといわれています。
大人の方にもできてしまうこともあります。
よく、仕上げ磨きをしてくださる保護者の方がみつけて、相談してきてくれます。
子どもの場合はできても無意識にかんでつぶしてしまうこともあります。
そうすると嚢胞が破れて、中から粘り気のある唾液が出てきて、一度治りますが、数日でまた唾液が溜まると大きくなって再発します。
もし粘液嚢胞ができてしまった場合は、様子をみていき、気になるようでしたら口腔外科での切除することが多いです。
嚢胞だけでなく、その下の組織を取り除く手術で、取り残しがあるとまた再発することもあります。
当院では切除術はできないので、口腔外科のある歯科医院か大学病院の口腔外科を紹介しますので、紹介状を持って受診してもらいます。
入院ではなく、日帰りで行います。
切除術後は縫合しますので、数日後に抜糸をしてきてもらいます。
もし、取り外しのできる矯正装置を使用している方は、傷の痛みがあれば装置の使用を数日お休みしてもらっても構いません。
粘液嚢胞について気になることがあればいつでも相談してください。