こんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です♩
自粛生活が長くなり不安な日々が続きますが、引き続き感染予防対策はしっかりと行って
自分にできることを探して過ごしたいと思います。
皆様もお気をつけてお過ごしください。
本日は、おとなの矯正治療法のあれこれをお話します。
おとなの矯正治療法はマルチブラケット装置を基本に、さまざまな治療法があります。
歯並びの状態によって可不可はありますが、希望の方法がある場合は相談してみてください。
安定した咬み合わせをつくるためには抜歯が必要になることもあります。
おとなになってから矯正治療を始める人の約7割は動的治療前に抜歯をしています。
発育成長期のこどもなら、あごの成長を促して対処できる場合もありますが、
成長発育が終わったおとなはそれが望めません。
その状態で無理に非抜歯治療を行うと、歯の傾斜を大きくして、限られたあごのスペースに
無理に歯を並べるしかなくなります。その結果、治療後の後戻りが引き起こしやすくなるほか、
歯そのものにも問題が生じてしまうことがあります。
おとなの場合の治療のポイントは、あごのスペースの中でいかに機能的で美しい咬み
合わせをつくるかなので、抜歯もよい咬み合わせをつくるための必要なすき間作りという
治療の一環です。もちろん抜歯後のすき間は治療中に閉じますのでご安心ください。
抜歯後のすき間が気になる場合はそこにダミーティース(仮歯)を付けることも可能ですので
気になることがありましたらご相談ください。
矯正治療において最もスタンダードなのが、歯の表面にブラケットという装置を接着し、
そこにアーチ型のワイヤーを組み込んで3次元的に歯を動かすのをマルチブラケット法と
いわれる治療法です。
装置が外側に付きますので目立ちやすいのがデメリットになりますが、
近年の矯正歯科器材の進化によって、プラスティックやセラミックなど目立ちにくい
ブラケットも登場しています。歯の裏側にブラケットを付ける方法もありますので
ご興味ありましたらご相談ください。
「おとなの矯正歯科ブック」より