こんにちは!あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です。
梅雨にはいり、湿度の高い日が続きますね。
今年はアジサイ観光しにいくことが難しそうなのでまた来年のお楽しみにしたいと思います。
今回はお酒と歯周病についてです。
歯周病の危険因子は肥満、喫煙、飲酒です。
その中のお酒ですが、お酒を飲むと顔が赤くなり、頻脈や動悸が起こり、頭痛、発汗、めまい、眠気などが起こります。
これは、アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドによるものです。
このアセトアルデヒドの分解能力が弱い方は、顔が赤くなったりという症状がおこりやすいそうです。
これを分解するには、遺伝的な酵素が関係しています。
タイプが3つに分かれ、
●お酒に強い活性型(アセトアルデヒドの分解が速い)
●すぐ顔が赤くなる不活性型(アセトアルデヒドの分解が遅い)
●アルコールを受け付けない失活型(アセトアルデヒドを分解できない)
この3つに分類されるそうです。
この酵素と歯周病を研究したところ、
お酒の強い人(活性型)の人は歯周病のリスクが低いことがわかったそうです。
お酒の強い人にとって飲酒は歯周病の危険因子ではないということです。
それに対してお酒に弱い不活性型のかたは、歯周病リスクが4.28倍高いそうです。
ただ、お酒が強くてもタバコをたくさん吸う方はたばこが原因で歯周病にかかってしまうかもしれません。
他にも歯周病は日頃のお口の中の環境や、生活習慣、年齢なども関係してきます。
ご自身が、お酒を飲んで顔がすぐ赤くなりやすいなぁと感じる方は、歯周病になるリスクが高いので、歯磨き習慣や生活環境、タバコの本数などを改善し、歯科医院にも定期的に通院し、歯周病を予防することをおすすめします。