みなさんこんにちは!
あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です!
秋晴れが続き、紅葉がみられるところも多くなってきましたね。
寒い日も多くなってきたので体調管理には気を付けて、秋を楽しんでください♩
今回はキシリトールガムについてです。
キシリトールガムはむし歯予防にいいということは聞いたことがあると思います。
ただ、キシリトールガムを食べているだけではむし歯予防にはなりません。
しっかりと歯磨きをしたうえで、キシリトールガムを食べるとむし歯予防につながります。
ミュータンス菌というむし歯菌は、お口の中に入ったキシリトールを食べることはできますが、消化することができません。
その結果、ミュータンス菌が消化不良を起こし、菌が弱り、活動できなくなるのでむし歯予防になります。
また、キシリトールを使い続けると、歯磨きすると歯垢が歯から剥がれやすくなります。
これもミュータンス菌が弱ることによっておこります。
実際にむし歯予防にキシリトールがどれくらい効果があるか、実験した結果があります。
唾液の検査でむし歯になりやすいハイリスクと結果が出た妊娠3~5か月の妊婦さんに、3カ月間キシリトール100%のガムを一日4回噛んでもらいました。
3か月後、その妊婦さんの半分以上の方のむし歯リスクがローリスクに変わったという結果になりました。
また、その妊婦さんには出産し赤ちゃんが生後9か月になるまで続けてキシリトールガムをたべてもらいました。
キシリトールガムを食べていたお母さんはもちろんむし歯菌が少ないままですが、その赤ちゃんには、むし歯菌が全くないという結果になりました。
このようにキシリトールはむし歯菌を減らすことがわかります。
ちなみに、キシリトールガムは、噛み始めたら唾液を溜めて、その唾液を歯につけるようにすると、濃度の濃いキシリトールが歯にいきわたります。
キシリトールは50%以上含まれているものが推奨されていますので、選ぶときに参考にしてみてください。