こんにちは。
あかつき矯正歯科クリニック歯科衛生士です。
だんだんと暑い日が増えてきましたが、
昼夜の温度差があるので体調管理には気を付けてくださいね！

今回は後戻りと保定についてです。

矯正で歯を動かした後、歯並びがまた変化してしまう「後戻り」という言葉があります。
なぜ後戻りが起こってしまうのかというと、
矯正装置(マルチブラケット装置)を外した直後は歯を支えている骨の周り(歯周組織)が不安定な為、まだ歯が動きやすい状態です。
そして治療後すぐは歯周組織が元の位置に戻ろうと動いてきてしまいます。
そうして、後戻りが起こってしまいます。

では、せっかくきれいに並んだ歯たちが後戻りしないようにするにはどうしたらいいでしょうか？

その為には保定治療を行います。
保定治療とは、歯並びが改善した位置にそのまま維持することを目的とした治療です。
保定にはリテーナーという装置を使用します。
マルチブラケット装置を外した後にリテーナーを日常生活で使用してもらうことによって後戻りを抑えることができます。
初めのうちは1日20時間以上使用してもらいますが、歯周組織が安定してきたら時間は短くしていくことができます。
保定の期間は歯を動かした期間と同じくらい必要であるとされています。

綺麗に並んだ歯並びを後戻りさせないよう、指示された期間は保定装置をしっかり使用しましょう！