こんにちは。あかつき矯正歯科クリニックのスタッフです。
学生の皆様は、そろそろ夏休みの時期ですね😊
夏休みまでのラストスパート頑張りましょう⭐
今回は、キシリトールに関してのお話です。
スーパーなどのお菓子売り場で、目にすることも多いキシリトールですが、キシリトールを始めとする糖アルコールは、むし歯の原因になりません。
糖アルコールからは、口の中で歯を溶かすほどの酸は作られません。また、キシリトールは甘みがあり、その甘味により唾液も出やすくなります。
酸を作らないこと、そして、唾液の分泌を刺激して酸を中和することが、キシリトールがむし歯の原因にならない理由です🦷
キシリトールは、糖アルコールの中で最も甘く、砂糖と同じ甘味度を持っており、それに加え、「むし歯の発生や進行を防ぐ」という、他の糖アルコールにはない特徴的な効果があります。
キシリトールをガムやタブレットの形で一定期間以上口の中に入れると、むし歯の原因となる歯垢が付きにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯を固くします。
さらに、キシリトールには、むし歯の大きな原因であるミュータンス菌の活動を弱める働きも持っています。このような働きは、他の甘味料には見られない、キシリトールだけの効果です。
キシリトールがむし歯を防ぐ理由は、大きく二つに分けることができます。キシリトールだけでなく大きく
一つは、キシリトールだけでなく他の糖アルコールも持つ唾液分泌の促進と再石灰化作用であり、もう一つはキシリトールだけが持つ酸を作らないことと、歯垢中の酸の中和促進、ミュータンス菌の代謝の阻害です。
唾液分泌の促進と再石灰化作用では、糖アルコールには甘みがあるため、口腔内に入れると味覚を刺激し、唾液分泌を促進します。また、ガムとして噛んだ場合には、咀嚼により唾液分泌も促進されます。
ただし、唾液分泌が促進されても、唾液そのものにはミュータンス菌の数を減少させる効果はありません。
また、糖アルコールにより歯垢中のカルシウムレベルが上がるので、歯の再石灰化に役立ちます。
さらに、糖アルコールとカルシウムの複合体は歯の硬組織中に進入して再石灰化を促進し、歯を硬くします。