こんちにちは😀
あかつき矯正歯科クリニックの歯科衛生士です!
梅雨が明け、太陽がまぶしい季節となってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
本格的に夏がやってくる季節ですが、熱中症などにはお気を付けください😥
さて今回は、口もとが出ている時の矯正治療についてお話していきたいと思います💕
そもそも、口もとが出ているとどんな問題があるのかご存じですか?
●前歯で食べ物が噛みにくい
●「サ行」など発音しにくい音がある
●上下の唇を閉じにくく、口をぽかんと開いてしまう
●見た目のコンプレックス
などが、あげられます。
前歯が出ていたり、下顎が小さかったり、唇が厚かったり、口もとが出る原因はいろいろです。
口もとが出ている場合、咬み合わせに問題があることも多く、上顎前突、上下顎前突などに分類されます。
口もとが出ている場合の多くは、上顎および下顎の前歯が過度に唇側に傾斜していることで生じます。
この傾斜を改善するためには、多くの場合、小臼歯(前から4,または5番目の歯)の抜歯が必要となります❕
👆この患者さんの場合、小臼歯を抜くことで、前歯を後方へ移動するための隙間を作ることができました✨
抜歯後の隙間は、治療の進行とともに閉じていきます。
前歯を下げるには年単位の時間がかかりますが、抜歯した隙間は閉じますのでご安心ください😊
また、歯の移動には限界があります。
歯槽骨(歯を支えている骨)の上でしか、歯は並びません。
そのため、矯正歯科では歯槽骨の「幅」「厚さ」「長さ(奥行)」を精査した上で、
患者様に合う口もとを目指します🧐
➀幅
□歯が歯槽骨に収まりきるか?
□歯列・歯槽骨の幅径はどうか?
②厚さ
□歯を並べる歯槽骨の厚さ(歯を移動できる距離)があるか?
歯槽骨が厚めな人
歯槽骨が薄めな人
歯槽骨が薄いと歯が歯槽骨から飛び出してしまいます。
➂長さ(奥行)
□歯を並べる歯槽骨の長さ(奥歯が並ぶスペース)はあるか?
上顎も下顎も、歯槽骨の後ろのスペースには限界があります。
この患者さんは下の左右8番目(親知らず)を抜いても、全部の歯を並べるスペースはありません。
<補足>
抜歯以外の補助的な方法
➀歯列の幅を広げる
歯槽骨上の範囲で歯列を拡大することができます。
②臼歯を後方に移動させる
歯科矯正用アンカースクリューやヘッドギアという装置などを用いて、
臼歯を歯槽骨上で後方へ(2~3mmの範囲で)移動させます。
上顎は上顎洞(眼の下の空洞)によって移動できない事もあります。
➂歯を削る
歯と歯の間(隣接歯間)のエナメル質という硬い組織を0.05~0.3mmの範囲で削りスペースを作ります。
このように、骨格によって治療の方法やゴールは様々です🧐
歯や顎骨の大きさ・形は人それぞれ異なるため、患者様一人一人の骨格バランスにあった矯正治療を行っていきます😊
そのため、治療を行う前に必ず精密検査を行います❕
こちらを参考にしてください👇
https://www.akatsuki-kyousei.com/blog/4486.html
口もとをしっかり下げたい方は、抜歯という選択肢をとってみるのも良いかもしれません。
口もとでお悩みの方は、ぜひ当院へご相談にいらしてください🏥🍀
当院では、精密検査の後、何パターンかの治療方針を提案し、患者さまのご理解の上で治療方針を決定させていただきます❕❕